ほんの少しだけ

槇原敬之( Noriyuki Makihara ) ほんの少しだけ歌詞
1.ほんの少しだけ

あの時泣きやんでくれない君に
なんて言ったか僕は覚えている
下駄のそばには割れたヨーヨー
でも君が突然泣き出したのは
別の理由だった

ほんの少しだけ待ってて
強くなるまで待ってて
悲しませるものの半分でも
持ってやれるくらい強くなるから

ほんの少しだけ待ってて
強くなるまで待ってて
いつになるやらって やっと
ほんの少し君は笑ってくれたっけ

あれから何年もたった今日にも
同じ縁日に二人でやってきた
君の手の中に割れずにあるヨーヨー
僕ら いくらかは
幸せに向かえたのかもしれない

悲しみの中に潜む喜び
喜びの中潜む悲しみ
考える事で見える意味
探しながら二人過ごした日々

ほんの少しだけ 君より
強くなりたいんだ 君より
優しい君に付けこんでくる
奴らもたまたはいるからね だから

ほんの少しだけ 君より
強くなりたいんだ 君より
君を笑顔にするのは
ほかの誰でもなく僕の役目なんだ

ほんの少しだけ待ってて
強くなるまで待ってて
悲しませるものの半分でも
持ってやれるくらい強くなるから

ほんの少しだけ待ってて
強くなるまで待ってて
果たせたと思えば約束は
破れてしまう
まるで落ちたヨーヨーの様に

人混みの中手をつないだ
逸れないように 君たぐり寄せた
不安そうに 僕の顔見上げては
思わず可笑しくてふきだした
あの縁日の帰り道 日が暮れる街に
のびた二つの陰達
はしゃぐ僕たちに釣られて踊ってるようで
なんだかすごく妙で
でも君といるとすべてが色付く
そう触れるもの見るものが息衝く
ささやかな幸せに気付ける
君は大切な何かを知ってる
だからその笑顔が曇らないように
僕が助けられてるように
いつかあの夕日が涙に暮れたら
君より少し強くなるから

ほんのちょっぴりでいいんだ僕が君より
ほんのちょっぴりでいいんだ僕が君より
少しだけ強くなれればそれで
そのちょっぴりできっと君が救われて
僕は少しの間ヒーローになる

'a little bit' それで顔が溢れるね
触れる手 握る手 すごく誇らしげ
だから今日だけはちょっと任せて
君より強くなる'ほんの少しだけ'

たとえ君に手を差し伸べても
僕は攻めてしまう 自分の弱さを
それでもじゃがんで君と面と向かう
今の僕に何が出来るのか きっと

悲しみの中に潜む喜び
喜びの中潜む悲しみ
考える事で見える意味
探しながら二人過ごした日々

誰より僕が君のために
誰より僕が君のために
少しだけ強くならなきゃダメで
ほんのちょっぴりの勇気を振り絞って
僕は君だけのヒーローになる

'a little bit' それで笑顔が溢れるね
触れる手 握る手 すごく誇らしげ
だから今日だけはちょっと任せて
君より強くなる'ほんの少しだけ'

ほんのちょっぴりでいいんだ僕が君より
ほんのちょっぴりでいいんだ僕が君より
少しだけ強くなれればそれで
そのちょっぴりできっと君が救われて
僕は少しの間ヒーローになる
'a little bit' それで顔が溢れるね
触れる手 握る手 僕 すごく誇らしげ
だから今日だけはちょっと任せて


2.Gazer

君を守ってやれるような
強い男でいたいのに
その理想とはほど遠い
弱さばかり出てくるんだ
出来れば自分でも目を
背けたくなるような
駄目な僕を何度も君に
見せてるはずなのに

どうして君は変わらずに
いてくれるんだろう
そう尋ねる僕に君は笑う
「一人じゃ二人の幸せは
みつけられない」

君は太陽や月のように
見晴らしの良い高い場所に
心を置いてどんな僕も
見守ってくれた
もうくだらないこだわりは全部
捨てて今からその高さまで
僕も登っていくよ
二人の幸せを探すため

どんな時幸せと思うか
聞かれて答えていたのは
ものがなくなれば消えて
しまう幸せばかりだった
君と出会えてからの僕が
失いたくないものは
君とそれからとても正直な
この心だけになった

どうして君は変わらずに
いてくれるんだろう
そう君に何故尋ねたのか
いつか不思議に思えるほど
君を見ていよう

僕らは太陽や月のように
見晴らしの良い高い場所に
心を置いてお互いを
ずっと見つめよう
二人の探す幸せはきっと
どんなお互いもずっと
見守れる強い心でしか
見つからない 見つけられない

君は太陽や月のように
見晴らしの良い高い場所に
心を置いてどんな僕も
見守ってくれた
もうくだらないこだわりは全部
捨てて今からその高さまで
僕も登っていくよ
二人の幸せを探すため


3.ほんの少しだけ(演奏曲)


4.Gazer(演奏曲)